河川の護岸ブロックの種類と施工・使用方法
郡家コンクリートでは、河川の護岸工事に使用できる護岸ブロックの製造、販売を行っています。
多種多様な護岸ブロックについてご紹介します。
◆護岸の意味、護岸工事を行う理由とは?
護岸とは、河川の岸や海岸、水際の浸食を防ぐために造られる工作物です。
字の通り『岸』を『護る』ことです。
護岸工、法覆工、根固め工など様々な工種がありますが こういった工事を行うことで、河川の流速に負けることなく、岸の浸食や河床の洗掘を防いで守ります。
河川を守る護岸ブロックや護床(根固め)ブロックを製造、販売していますが、今回は護岸ブロックについて詳しくご紹介します。
護岸ブロックは 簡単に言うと、コンクリートブロックを勾配をつけて積み上げ、その背面は砕石やコンクリート、吸出し防止材などを入れて強固にし、浸食・洗掘されないようにする施工方法で使用します。
◆護岸ブロックの種類
護岸用のコンクリートブロックにもたくさんの種類があります。
周りの景観との調和を考えた植生タイプブロック、河の生き物に配慮した環境保全タイプブロック、護岸だけでなく道路や造成、民間工事で田畑の境界として幅広く使える積ブロックなどがあります。
・植生タイプとは、表面を植物が繁茂して覆うことで景観との調和ができ、植物が繁殖することでより強固な安定した植生護岸が作れます。(法覆工)
大型のブロックをガイドピンで止めて使用します。施工も早くて安全です。(法覆工)
・ 環境保全タイプとは、植生機能の回復を促進するブロックです。
水面下は水生生物のために使える魚巣ブロックもあります。育成を促し、生態系を崩すことなく施工出来ます。
・積ブロックとは、最もなじみのある昔ながらのオールマイティーなブロックです。
模様のない滑面タイプで軽量です。
積み方も豊富です。
このように、現場状況やブロックの積み方、用途、周りの環境など色んな条件に合わせて決定されます。
◆護岸ブロックの施工例
<植栽ブロック>
<BGウォール>
<間知ブロック>
次回は、今回少しご紹介した間知ブロックをご紹介します♪