土留めと擁壁とは?
土木工事などで「土留め」「擁壁」という言葉がよく使われますが、詳しくご存知でしょうか?
今回は、土留めと擁壁についてご紹介します。
◆土留め工事とは?
土留めとは、法面や崖、盛土などの崩壊を防ぐため、コンクリートブロックや石、現場打ちなどで『土を留める』ことです。
土留め工事は、土を留めるために行う工事のことを指します。
◆土留めと擁壁とは?
土留めは上記で説明した通り、法面や崖、盛土などの崩壊を防ぐため、コンクリートブロックや石、現場打ちなどで『土を留める』ことを指します。
擁壁とは、『土を留める』ための壁状の構造物です。
(↓↓擁壁について、詳しくは下記トピックスをご覧ください↓↓)
【トピックス コンクリート擁壁の種類と施工方法の記事はこちら】
つまり、
土を留めること→『土留め』
土を留めるための壁状の構造物→『擁壁』
となります。
◆コンクリート擁壁・土留め製品のご紹介 L型擁壁 KOOGE-WALL
従来のL型擁壁の擁壁設計は、『試行くさび法』ですが、郡家コンクリートのKOOGE-WALLは、『改良試行くさび法』を適用しています。
改良試行くさび法は、従来のL型擁壁に比べ底版幅を8~20%小さくできるため、製品の軽量化によるローコスト化にもつながり、経済性・施工性に優れています。
<特長>
・土圧理論に改良試行くさび法を適用することで、軽量化を図っており、経済性・施工性に優れています。
・支持地盤が粘性土でも適用が可能です。
・底版幅が従来のL型擁壁の製品に比べて小さいので、基礎工や床掘りの規模が軽減されます。
・道路が曲線であっても適用が可能です。
・リブ構造でないので、任意の長さの短尺製品が製造可能です。
・製品間を連結金具で結合するので、沈下による段差や目地違いを防止できます。
・コーナー対応の製品もご用意しています。
・表面はハツリ模様でお客様に好評頂いております。
<施工例>
【トピックス 『コンクリート擁壁の種類と施工方法』の記事はこちら】
◆コンクリート擁壁・土留め製品のご紹介 郡家式 間知ブロック
間知ブロックとは護岸ブロックの一種で、河川護岸・道路・造成・田畑の境界など、擁壁として多彩な積み方ができる昔ながらのオールマイティなコンクリートブロックです。
表面も滑面や粗面・石張りなど、様々な種類があります。
公共工事から民間工事までお使い頂けます。
※郡家式 間知ブロックは、滑面タイプのみご用意しています。
<特長>
・滑面タイプで盃型なので、カーブ部分にも使いやすい構造になっています。
・8.5個/㎡使いの強固なブロックです。
・谷積・布積など様々な積み方に対応しています。
<施工例>
【トピックス 『護岸ブロック 郡家式 間知ブロックのご紹介』の記事はこちら】
【護岸ブロック 郡家式 間知ブロックの製品紹介ページはこちら】
【トピックス『河川の護岸ブロックの種類と施工・使用方法』の記事はこちら】
◆間知ブロックの施工方法
<施工方法>
①基礎砕石を敷きます。
②基礎コンクリートを打設します。
③間知ブロックを積んでいきます。
④積んだブロックの裏に、裏込めコンクリート、裏込砕石、胴込めコンクリートを重鎮します。
※③、④を繰り返します。
⑤天端まで施工完了後、天端コンクリートを打設します。
◆コンクリートブロック擁壁に使用するブロックの種類
・プレキャストL型擁壁(鉄筋コンクリート)
・積みブロック(間知ブロック・大型ブロック)(無筋コンクリート、鉄筋コンクリートあり)
など、コンクリートブロックは使用する用途や、限られた敷地内で施工する必要がある場合など、様々な条件により種類の選定を行ってください。